nanoblock

面白いものを見つけた。
きっかけは漫画「もやしもん」の7巻初回版なんだけれども。
http://www.diablock.co.jp/nanoblock/campaign/081222_01.html


ダイヤブロックを作っている会社が新たに売り出したnanoblock(ナノブロック)。
それを使って、もやしもんのキャラクターであるオリゼーを作ることが出来る!というキットが7巻初回版の付録についてくる。
キットに作り方の説明書が入ってるらしいけど、上記サイトにも作り方が書いてある。


nanoblockのサイト等より販売しているスタンダードキットを購入すれば、下記に出ているようなモノを作ることが出来るらしい。
http://www.diablock.co.jp/nanoblock/nanoblog/



最もベーシックなセットはこれ。

ナノブロック スタンダード

ナノブロック スタンダード

ちなみにこのセット、組立て説明書はついていないらしい。
その代わりに、上記blogに組立て説明書を随時紹介、それを参考に作ってくれ、というものだそうだ。
従来のダイヤブロックLEGOブロックとは違う発想だし、面白いと思う。


セットに説明書が付属しているものであれば、説明書を1回読んで、載っているモノをとりあえず作って終わり、だ。
そこから先は自分の好きなように、という感じになってしまう。
しかし、nanoblockには、サイトを覗く度に説明書が増えて作れるモノの幅が広がる楽しみがある。
そこは面白いとも思う。

また、企業側(ダイヤブロックを作っているカワダ側)としても、
1つのセットの説明書だけでなく“他のセットの説明書”も同時に載せることにより、サイト閲覧者に、「今度はこのセットも欲しい」というふうに思わせることも出来る。

サイトを頻繁に見てもらえれば、今後出す他の商品の告知もしやすいし、今後の(継続的な)購買にも繋げやすい。


組み立て解説をサイトに載せる(載せ続ける)ことによって、
商品購入者(ユーザー)としては、作れるモノが広がる楽しみ/作る楽しみが増えるわけだし、
企業側としては、継続的に使用、購買をしてくれるユーザーを育てやすい、というメリットがあるのではないだろうか。
所謂、win-winな関係になっているんじゃないかと思う。


また、スタンダードセットは値段も3000円弱〜3000円台と、比較的買いやすい値段にある。
LEGOだとなかなかこうもいかない。もう少し価格は高い。
スタンダードセットは、買った後も組み替えてかなり遊べることも考えれば、かなりお得なのかもしれない。



ここまで書くと、nanoblockの回し者か、と思われるかもしれないが、もちろんそうではない。

nanoblockにも、もちろん弱点はある。
弱点として、「全く同じモノをLEGOでも作れる」というのが挙げられる。
ブロックの色は似通っているし、色に拘らなければ、ほんとどうにでも同じものを作れる。

まー、その「同じモノを作れる」ということへの差別化として、ミニサイズのブロック=“nanoblock”にしたのだろう。


今後nanoblockはどんな商品を出すのか、競合であるLEGOとはどう戦っていくのか、ほんと面白そうだ。